楊聖廟

今年の6月、メタルバンド閃靈のボーカルであり台湾の立法委員である林昶佐がドイツメディアの取材を受けてその取材場所として選んだ廟です。ここは彼の地盤の萬華にあります。
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代天府聖恩宮

googleマップで、萬華にまだ行ったことがないところはないかと探して見つけた廟です。萬華の南はし、台北市と新北市を隔てる新店溪の近くにあります。99%の確率でこの廟を拜拜した日本人は私だけではないかと思えるほど観光客とは無縁の路地の一角にあります。
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艋舺聖天宮

台湾鉄路萬華駅の近くの、道に挟まれて三角形になっている建物の先端をつかった形のとっても小さな媽祖廟です。台湾、特に台北ではこのようにちょっと無理やりな感じでスペースを利用したお店や廟をよく見ます。廟においては方角もわりと大切です。でもこういう個人経営の廟だとそういうのも無視されている感じはあります。
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萬華保安宮

萬華でひたすら廟めぐりをしているときに、環河南路を南下というか南西方面に下っていったところで見つけた廟です。保安宮とあるのでてっきり保生大帝の廟かと思ってお参りしてみると、五府千歳を祀った代天府でした。
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艋舺善徳堂

台北で廟を探したかったら萬華に行くに限ります。なんのあてどもなく歩いているだけでそこらじゅうに廟があります。この善徳堂もまた、萬華をうろついているときに見つけました。そしてここは台湾の道教廟でもめずらしい神様を祀っていました。
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萬華雙福宮

台湾で最も多く祀られている神様は?これは媽祖でも関聖帝君でも中壇元帥でもなく、福徳正神であると言って間違いはないと思います。福徳正神は土地神様ですからそれぞれの土地にいることになっていて、これは天界神である神々、例えば玉皇大帝が複数の廟で祀られていても、それはただ一柱の玉皇大帝が祀られていることを意味するのとは異なり、それぞれの土地にいる福徳正神はそれぞれ別の神様であるということになっています。城隍と同様「福徳正神」は固有の神名ではなく土地神の称号であると考えていいでしょう。
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龍津宮

萬華好きの私は特に萬華の廟はたくさん拝拝していますが、なぜかこの廟は行くたびに信徒の方が集会を開いていて入れる雰囲気じゃなかったり、行ったはいいけれど時間が遅くてもう閉めるところだったりと妙に縁がありませんでした。

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艋舺興龍宮

龍山寺の前を走る広州街は日本人もよく訪れる艋舺夜市の中心です。その広州街に対して垂直に伸びる華西街と梧州街があり、梧州街にはおいしい食べ物屋台が並んでいます。梧州街から広州街を通って南に行き、夜市がとぎれるあたりにあるのがこの廟です。

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福興宮

MRT龍山寺駅の前から伸びる和平西路を西に行くと、ロータリー状の道路があって、その道路に合わせて丸く作られている建物があります。その建物の間は歩道橋でつながっていて、日本では見られないちょっと不思議な佇まいとなっています。その丸い建物の裏側にあるのが福興宮です。

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配華宮

萬華は犬も歩けば廟にあたる的な感じで、本当にその地域の人しか行かないような小さな廟がいっぱいあります。この廟も萬華を適当にぷらぷら歩いているときに見つけました。

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清蓮宮

萬華の片隅にある小さな廟です。ここは2016年の青山祭のパレードをおっかけているときに獅子舞団がこの前で舞を奉納しているのを見て知りました。

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艋舺金義殿

龍山寺の前を東西に走る広州街を西のどん詰まりまで行って、道路を渡るとかなり年季が入ったアクアショップがあります。その脇の路地を入ると、裏側が公園になっていて、そのかどっこにあるのがこの廟です。

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艋舺集義宮

集義宮は、萬華を南北に走る康定路を、萬華駅のほうに行くとあります。創建は日本が台湾を領有した5年後の1900年といいますから、なかなかに歴史がある廟です。ただ、現在の建物は25年ほど前に建て直しされたもののようです。

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艋舺真武殿

台湾の道教信仰・中国南部の民間信仰は、中国からの移民によってもたらされたゆえに、道教廟は清の頃から開かれた古い街により多く存在します。日本時代になって交通インフラが大幅に発展するまでは、台北の流通は基隆川や淡水川を使った船運が中心だったため、古い街は川沿いに集中しています。萬華は川沿いにある台北で最も古い街なので、道教廟も密集しています。

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艋舺啟天宮

艋舺啟天宮は龍山寺から歩いて10分ほどの近くにある媽祖廟です。

創建は龍山寺より100年ほど後とはいえ、まだ清朝統治時代の1841年と古く、おそらく日本人にはほとんど知られてはいないと思われますが、萬華では広く信仰を集めている廟です。

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艋舺大衆爺廟

地蔵王廟と同じ敷地内の隣にある廟です。福建には、埋葬されなかったりお参りする人がいない死者の魂、つまり日本で言う無縁仏は、悪霊となって害をなすので、それを防ぐために神様としてお祀りするという民間信仰がありました。そうして祀られた神様を大衆爺もしくは有應公と呼びます。それが福建からの移民とともに台湾にも伝わっています。

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艋舺地蔵王廟

お地蔵さんの廟ということで、仏教の寺院ではないかと思われるかもしれませんが、これはれっきとした道教の廟です。というのも「地蔵“王”」というのは道教側での地蔵菩薩の呼び名だからです。

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艋舺青山宮

青山宮入り口

萬華地区で龍山寺と並んで篤い信仰を集めているのがこの青山宮です。ちなみに??というのは萬華の旧表記で、台湾語読みで「バンカー」。日本時代に日本人が「バンカ」に日本の音読みが近い「万華」という字を当てて、それが国民党占領後に繁体字の「萬華」に改められたというややこしい経過をたどっています。

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艋舺清水巌祖師廟

祖師廟正門

清水巌祖師廟は台北の中でも早い時期に発展した萬華地区にあります。

台北の観光名所ともなっている龍山寺から歩いて10分ほどの位置にあるにもかかわらず、観光客や地元信徒の参拝も途切れることがない龍山寺と比べて人が少なく、いつもひっそりした廟です。

しかし、ここは龍山寺と並び「台北の三大廟門」に数えられる名刹です。

また、三峽長福巖祖師廟淡水清水巖祖師廟瑞芳龍巖宮と並ぶ「大臺北四大祖師廟」の一つでもあります。

大台北は台北市と台北県を合わせた地域。

現在は台北県は廃止されて新北市になっています。

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艋舺龍山寺

龍山寺本殿前門

艋舺龍山寺は1738年創建。台北市内で最も古い道教廟だと言われており、台北の「三大廟門」の一つです。

主祭神は「観音仏祖」。道教では多かれ少なかれ仏教や儒教を習合している部分がありますが、台湾に福建や広東からの移民とともに伝わった南方系道教及び民間信仰には、観音菩薩や地蔵菩薩などが神として取り入れられて信仰されており、特に観音菩薩は人気です。

では、龍山寺と仏教寺院とはどこが違うかというと、まず本来の「仏祖」たる釈迦如来は扱いが小さく、なぜか菩薩である観音が「仏祖」と呼ばれていること、そして、他の道教の神々も祀られているということです。

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