蘇府王爺廟

淡水に廟めぐりに行った時、事前にgoogleマップで淡水を大雑把にチェックしたところ、歩いていけそうな範囲で一番遠くにあったのがこの廟です。遠くといっても歩いて30分程度。淡水名物紅毛城をスルーしてちょっと過ぎたところにあります。

紅毛城は10年以上前に行ったことありますけどそんなに面白くありませんでした。

入り口の石碑。「油車口」はこの廟がある土地の名称です。

主祭神は王爺千歳の一柱・蘇府王爺。もともとは福建は泉州の人で、倭寇征伐に功があった人だったなんて情報を見つけました。でも正体はよくわかりません。

正体はともかく、天帝より地上の警備を任された代天巡狩の職能を持つ神様です。台湾では特に本島西側中部の港町・鹿港で信仰されているそうです。台湾中部の王爺信仰では、王爺像を船に乗せ、瘟神などを海の彼方に連れて行ってもらうというお祭りを行うとのこと。この廟にもその名残で蘇府王船という小さな船も、祭壇に祀られています。

ただ、私が訪れたときは家族連れで非常に熱心にお参りしている方々がおられ、その邪魔をしないように内部の撮影は控えたために、船の写真はありません。

配神に城隍と福徳正神。城隍と王爺千歳の職能はほぼ同じなのでその境目はわかりません。ただ、城隍は王爺信仰以外の廟にも祀られています。

三国演義の劉・関・張の桃園結義。

こっちは趙子龍が敵陣から阿斗を救い出すシーン。

廟とはなんの関連性もないので、ぶっちゃけただ好きなシーンの絵を描いてるだけじゃないかなと思います。