台北府城隍廟

台湾鉄道松山駅近くにある城隍廟です。

台湾が清朝統治下にあった光緒7年=1881年、台北府知府だった陳星聚が、台北城内に官営の臺北府縣城隍廟を建設しました。しかし、ほどなく台湾は日本統治下に入り、そして、臺北府縣城隍廟は、台湾総督府の常套手段である区画整理という名の下の宗教弾圧により破壊されてしまいました。

臺北府縣城隍廟に祀られていた神像は、艋舺地蔵王廟と松山の昭明廟に分けて祀られるようになりました。

昭明廟が2002年に改名したのがこの台北府城隍廟です。

中央に龍、四隅に蝙蝠を配した左右の門。蝙蝠は変福と音が同じであることからダジャレで縁起物になっています。

訪れたときは道士による醮が行われていました。

なので邪魔しないようにその後ろから撮影。

主祭神の城隍爺です。

こちらは城隍夫人。

正一道の道士が管理しているということなのになんでか孚佑帝君が配されていました。

二階に上がりまず文昌帝君。

次に三宝仏祖。

その下は城隍爺。

左右に観音仏祖と地蔵王菩薩が配されます。

二階からは一階主殿の左右に祀られる城隍配下の裁判員団と七爺八爺が見えます。

次に斗母元君と太歳。

階段を降りて廟の側面にまわります。

するとそこには福徳正神。