淡水龍山寺

淡水清水巖祖師廟の近くには清水街市場という、手垢がついた表現をするならば「淡水庶民の台所」とでも言うべき市場があり、淡水龍山寺はその市場の中に埋もれるように建っています。

艋舺龍山寺と同じく、福建の龍山寺から分霊を受けていますが、創建は1738年創建の艋舺龍山寺に遅れること120年の1858年です。

正門の前も市場で、お店の人が門の前の敷地に物を置いたり、そこで洗い物をしていたりします。

台北の龍山寺と同様、ここも道教を集合した仏教寺院というよりは、観音仏祖を主祭神とした道教廟です。

だって玉皇大帝を拝する天公炉があるし。

配神が天上聖母だし。

あと註生娘娘だし。

建築様式も道教廟。一番上の画像と天気模様が違うのは別の日に撮ったからです。気に入ったところは複数回お参りします。

台湾人にとって拜拜は生活と密着したものですが、これほど生活と密着している廟もなかなかないですね。行けば実感できますけど、清水街市場は観光客向けの要素はこれっぽっちもないので不慣れな人には推奨しません。