左営元帝廟

左営の蓮池潭にそびえ立つ玄天上帝は元帝廟北極亭という名称からもわかるように左営元帝廟が建てた宗教施設です。それはこの近くにある城邑慈済宮が龍虎塔を建てたのと同じような関係です。1648年に近隣の漁師が海辺で玄天上帝の神像を拾い、草庵を建てて祀ったのが始まりとされていますが、それは疑わしく、1666年に祠を建てたというのが本当の創建年ではないかと思われます。鄭成功が台湾を占領したのが1662年のことなので相当に由緒がある廟です。

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元帝廟北極亭

左営蓮池潭のほとりにならぶ宗教オブジェの一つ、巨大玄天上帝がそびえるのが元帝廟北極亭です。名称の通り、ここから歩いて5分ほどの左営元帝廟及び神農大帝を祀る左営豊穀宮が共同管理する施設です。『ノブナガン』の冒頭で「でっかいおっさん」扱いされていましたが失礼な話です。
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城邑慈済宮

高雄の左営蓮池潭といえば、龍虎塔がそのシンボル的存在であると言っていいでしょう。ただ、龍虎塔はアトラクション的な観光施設ではなく、あくまで布教のために作られた宗教施設であることを理解すべきです。そして、布教のために龍虎塔を建てたのが、龍虎塔の正面に立つ城邑慈済宮です。

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龍虎塔

高雄市の中心より北にある左営は町の中心に蓮池潭という池を湛えます。蓮池潭の主に西岸側は、大量の道教廟が立ち並ぶ地域です。蓮池潭周辺の廟めぐりをしたのは2017年6月のこと。2017年のうちにそれらの廟の記事を書きたいと思っていたところ、仕事が忙しくなり手がつけられなくなってしまいました。1年近く経った今、やっと時間ができたのでこれから少しずつ左営の廟を紹介していこうと思います。

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