代天府北行宮

2017年に道教廟を探して萬華をうろうろしているときに見つけた王爺廟です。なんで今頃記事化しているかというと、単にめんどくさくて後回しにしていたからですね。

ここは地図で確認したのではなく、萬華をあてずっぽうに歩いているときに偶然みつけました。

これは確か環河南路側にあった門。3年もたってると記憶が定かではありません。

路地に入ると旗が並べてありました。この先に行くと廟があります。

五府千歳を祀る王爺廟です。

入り口の左右に配された文昌府と中軍府。

文昌府というのは文昌帝君だと思います。

中軍府は王爺千歳が代天巡狩に赴くときの先鋒だとのこと。

主祭神の五府千歳。

天帝に代わって地上の疫神・悪霊を討つ代天巡狩の役割を与えられた神様たちです。

台北での五府千歳は李大亮、池夢彪、呉孝寬、朱叔裕、范承業。いずれも唐太宗の配下で唐建国の功臣です。

台北ではどちらかというとそのうちの李池朱三府千歳の廟のほうが多い気がします。

主祭神より目立つ中壇元帥。

五府千歳の祭壇の下には虎ちゃん。

2階に上がるとそこにも五府千歳。

2階の中壇元帥はちょっと地味です。

三階には観音仏祖が祀られます。

観音の横は伽藍菩薩関羽と韋駄菩薩。

その前には関帝聖君としての関羽像もあります。

配祀は註生娘娘。

そして太歳星君。

全ての参拝が終わったら、最後に廟の入り口の五營神將を拜拜します。

祠の前には五營神將の軍馬が駐留していることを表す飼い葉の意味を持つ草。

その横には五營旗を掲げて神兵の武威を示します。