大龍峒保安宮から少し南に下ったあたりに、豬屠口と呼ばれる一角があります。
元は豚の屠殺場があった地域で、現在は市場になっています。
その豬屠口にやたらと道教廟が立ち並ぶ「廟街」があります。
豬屠口朝安宮は、廟街にある廟の一座です。新しく見えますがこれは建て直しされたため。調べたら2011年に創建100年のお祝いをしているので、日本時代の1911年創建ということになりますね。
狭いところにでっかいテーブルを置いてあるので、奥まで礼拝に行くのが大変です。
主祭神が天上聖母の媽祖廟です。
天上聖母の徳は坤元を束ね、威霊を現しその功は海を照らして云々。ちょっと難しすぎてちゃんとは読めません。天上聖母をたたえた偈であることはわかります。
乙酉年の建て直しを祝った奉納品。最近で干支が乙酉の年といえば2005年なので、どうりでまだ新しいはずです。
ここにもいました中壇元帥。かなり造形が細かくかっこいい像。しかし、なぜ風火輪に自転車立てるやつみたいなのをつけてしまったのか。
こちらも建て直しをお祝いしたもの。
そして、外の一角に祀られているこの「三十三天都元帥」。誰やねんと思って調べたところ、どうやら中壇元帥のことみたいです。朝安宮の公式Facebookに、中壇元帥のお誕生日を祝ってこの像の前に供え物をしている画像が載っているので間違いありません。
もう名前とか設定とかいろいろありすぎてフォローしきれませんわ。