今の士林夜市は2011年に完成した新しいもので、その1階部分の片隅に福徳宮があります。
ただこれ、情報がないんですね。現在の廟が夜市のリニューアルにあわせて新しく建てられたものだというのは確かだと思われますが、それがもともとあった福徳宮を新築したのか、それとも新しい夜市の守り神として新たにお招きしたのかがわかりません。
廟の前にはお土産屋さんなどが並びます。
天公炉の前は通路になっているので、お参りしているときに日本の修学旅行生が通って物珍しげに見たりするとちょっとイラッとします。
福徳正神の像も新しい。一見新しく見えても古い廟が再建されたものなら、古いときの何かが受け継がれているものです。しかし、ここにはそういった古いものは見当たらないので、まったく新しく建てられた可能性が高いです。
狭いスペースになんとか龍虎を配してあります。
狭いながらも石刻も貼られていますが、狭いのでテーブルが立てかけられたりしています。「麻姑献瑞」は、仙女・麻姑が西王母のお誕生日をお祝いするシーン。
しかし士林夜市はリニューアルするごとにダメになっていくので、福徳正神にはどうにかしてほしいと思います。