景美は台湾大学がある公館からMRTで2駅南下した街。あまり観光化されていない地元住民御用達の景美夜市があることで有名です。その景美の信仰の中心となっているのが景美集應廟です。
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投稿者: 森玄通
汐止忠順廟
代明宮
汐止濟德宮
台北駅から北向きの電車に乗り、4つ目の駅になる汐止。その汐止でもっとも古い廟といわれているのが濟德宮です。この廟は2017年に台湾で放送された人気ドラマ『通靈少女』のロケ地として有名になりました。
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艋舺聖天宮
台湾鉄路萬華駅の近くの、道に挟まれて三角形になっている建物の先端をつかった形のとっても小さな媽祖廟です。台湾、特に台北ではこのようにちょっと無理やりな感じでスペースを利用したお店や廟をよく見ます。廟においては方角もわりと大切です。でもこういう個人経営の廟だとそういうのも無視されている感じはあります。
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萬華保安宮
萬華でひたすら廟めぐりをしているときに、環河南路を南下というか南西方面に下っていったところで見つけた廟です。保安宮とあるのでてっきり保生大帝の廟かと思ってお参りしてみると、五府千歳を祀った代天府でした。
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米街廣安宮
艋舺善徳堂
台北で廟を探したかったら萬華に行くに限ります。なんのあてどもなく歩いているだけでそこらじゅうに廟があります。この善徳堂もまた、萬華をうろついているときに見つけました。そしてここは台湾の道教廟でもめずらしい神様を祀っていました。
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萬華雙福宮
台湾で最も多く祀られている神様は?これは媽祖でも関聖帝君でも中壇元帥でもなく、福徳正神であると言って間違いはないと思います。福徳正神は土地神様ですからそれぞれの土地にいることになっていて、これは天界神である神々、例えば玉皇大帝が複数の廟で祀られていても、それはただ一柱の玉皇大帝が祀られていることを意味するのとは異なり、それぞれの土地にいる福徳正神はそれぞれ別の神様であるということになっています。城隍と同様「福徳正神」は固有の神名ではなく土地神の称号であると考えていいでしょう。
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關渡宮
關渡宮は淡水の少し南側、淡水河と基隆河が合流するあたりに建つ廟です。創建は康煕51年=1712年。創建時は淡水の山上にあり霊山廟と呼ばれていました。日本時代の明治30年=1897年に、關渡の商人・林大春が風水を学び、私財を投じて土地を買い、今の場所に立て直して關渡祖宮となりました。それが、さらに大正11年=1922年に建て直されて關渡宮となっています。
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彰邑城隍廟
彰邑明聖廟
台湾で廟めぐりをするときはだいたいgoogleマップを頼りにコースを決めます。しかし、実際現地に行ってみると地図に載っていない廟に出くわすことがあります。彰邑明聖廟もそんな廟の一つ。しかもこの廟は台湾でも稀に見る不思議な廟でした。
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左営元帝廟
左営の蓮池潭にそびえ立つ玄天上帝は元帝廟北極亭という名称からもわかるように左営元帝廟が建てた宗教施設です。それはこの近くにある城邑慈済宮が龍虎塔を建てたのと同じような関係です。1648年に近隣の漁師が海辺で玄天上帝の神像を拾い、草庵を建てて祀ったのが始まりとされていますが、それは疑わしく、1666年に祠を建てたというのが本当の創建年ではないかと思われます。鄭成功が台湾を占領したのが1662年のことなので相当に由緒がある廟です。
元帝廟北極亭
左営蓮池潭のほとりにならぶ宗教オブジェの一つ、巨大玄天上帝がそびえるのが元帝廟北極亭です。名称の通り、ここから歩いて5分ほどの左営元帝廟及び神農大帝を祀る左営豊穀宮が共同管理する施設です。『ノブナガン』の冒頭で「でっかいおっさん」扱いされていましたが失礼な話です。
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坑口誠聖宮
台湾からの帰国の日、早めにチェックインした後にどうやって時間をつぶすかというのはなかなかの問題です。桃園空港にはアトラクション的なものはないので、なにか食べて過ごすか、とっとと搭乗口まで行って本でも読んでいるかぐらいしか選択肢がないように思います。そんな時、空港のそばに有名な廟があるという情報を得たのでお参りに行ってみました。場所は桃園MRTの第1ターミナル駅から各駅で一つ手前の坑口駅です。
城邑慈済宮
無極天元宮
2018年の5月末に台湾を訪れた私の目的は、これまでより多少上位機種のデジカメを購入したので、それまで訪れた廟をさらにきれいに撮り直すことでした。淡水も道教廟の密集地帯ですから、そのうち主要な廟を撮影しなおすつもりで行きました。しかし、駅について壁にかけられた観光案内に、これまで行ったことがある廟とはまったく違う様式の塔の絵とともに天元宮とあったために即座に予定を変更。簡易地図を見た限りでは歩いて行けそうだったので、山のほうに向かって歩き出しました。
龍虎塔
高雄市の中心より北にある左営は町の中心に蓮池潭という池を湛えます。蓮池潭の主に西岸側は、大量の道教廟が立ち並ぶ地域です。蓮池潭周辺の廟めぐりをしたのは2017年6月のこと。2017年のうちにそれらの廟の記事を書きたいと思っていたところ、仕事が忙しくなり手がつけられなくなってしまいました。1年近く経った今、やっと時間ができたのでこれから少しずつ左営の廟を紹介していこうと思います。
開基陰陽公廟
開基玉皇宮
台湾南部の古都・台南にある開基玉皇宮は、赤崁楼など観光施設が集まっているエリアより成功路をはさんで北側の観光客はほぼ行かないであろう路地裏にある廟です。沿革によれば創建は明代の永暦24年、西暦でいえば1670年とのこと。しかし、この永暦24年というのは中国の歴史には存在せず、台湾にのみ残るものです。
桃園景福宮
桃園市土地公文化館
土地公廟=福徳正神廟は台湾の至るところにあり、おそらくは媽祖廟よりも多いのではないかと思われます。中でも最も土地公廟密度が高いのが桃園だと言われています。桃園市土地公文化館は、2017年の農暦2月2日にオープンした土地公の資料館です。農暦2月2日は土地公の誕生日とされている日です。本来農暦が基準となって行われていた伝統行事を、日付をそのまま新暦にして何も疑問をもたない日本人と違い、台湾でも中国でも農暦の行事は農暦のまま行われています。
彰化南天宮
台湾中部の都市彰化には八卦山という小高い山があり、そこには大仏が安置されています。その八卦山のふもとにあるのが南天宮です。ここは廟そのものよりも付設の十八地獄で有名です。
南天宮に行くのに先立ち、行き方をネットで調べると、ここを訪れた日本人が書いた記事がいくつか見つかりました。
しかし、道教や中国仏教などの知識がないままに、単なるチープなアトラクションとしてしか捉えていないものばかりだったので、ここではそのへんの知識をきちんとフォローして紹介していこうと思います。
彰化元清観
全台祀典大天后宮
北巡聖安宮
台湾首廟天壇
龍津宮
萬華好きの私は特に萬華の廟はたくさん拝拝していますが、なぜかこの廟は行くたびに信徒の方が集会を開いていて入れる雰囲気じゃなかったり、行ったはいいけれど時間が遅くてもう閉めるところだったりと妙に縁がありませんでした。
艋舺興龍宮
龍山寺の前を走る広州街は日本人もよく訪れる艋舺夜市の中心です。その広州街に対して垂直に伸びる華西街と梧州街があり、梧州街にはおいしい食べ物屋台が並んでいます。梧州街から広州街を通って南に行き、夜市がとぎれるあたりにあるのがこの廟です。
横浜関帝廟
私にとって横浜中華街は飯を食いにいくところではなく、中華食材や調味料を買いに行くところ。中華街に行ったら関帝廟と媽祖廟は必ず拝拝することにしています。関帝廟は中華街の発展とともにある横浜中華街の中心と言ってもいい廟です。