開基龍君殿

台南の廟めぐりをしているとき、道に迷っって入り組んだ路地を歩いていったつきあたりにあっった廟です。迷った先にあったので、もう一度行けと言われても行けないかもしれません。

もともと澎湖島にあった廟が、日本時代に台南に移転して、それが戦後にさらに移転することになり、1988年に現在の場所に落ち着いたとのこと。

主祭神は龍斗星主。またの名を蒼天上帝。廟内にある説明書きには、龍君星君ともあります。

五方を司る五帝の一柱で、台湾版wikiによると、青帝太昊。青帝太昊は一説には伏羲のことだとか。

道教においてはまた東極青華大帝、はたまたまたの名を青玄上帝、その正体は太乙救苦天尊で、不幸にして地獄に落ちた鬼を救い、天界に送って神にするご利益があるそうです。

鬼っていうのは日本人が地獄の獄卒からでっちあげた角が生えている妖怪ではなく、霊のことです。常識的に考えて。

蒼天上帝が住むのは青華長楽界、又の名を東方極楽世界。つまり阿弥陀如来と同じ神霊であると言いたいのでしょう。

蒼天上帝はもともとは澎湖島で信仰されていた土着の神様が、後に設定を盛られてこうなったみたいです。

左右二柱の配神はどなたか不明。

前にはおなじみ七爺八爺の他に、吞精大将、倒海大将、食鬼大将、移山大将。これ玄天上帝の三十六天将じゃないですかね?

蒼天上帝を守るように、こちらにも吞精大将、倒海大将、食鬼大将、移山大将。

左右の壁のこれも玄天上帝の三十六天将じゃないですかね?

もしかしてこの神様、玄天上帝の玄を蒼に変えただけなんじゃないですかね?

後殿には準提仏母、つまり準提観音。

その左右には霊獣に乗った菩薩。白象は普賢菩薩だとしてあとはどれがどれだか。

で、はしっこに玄天上帝がいるんですよね。