朝玄宮

虎山親山歩道の途中、山の斜面にひとかたまりとなって建っている三座の廟のうちの一座です。

ここから登って、忠義宮が一番上に建っており、朝玄宮は三座のうち二番目の位置にあります。

主祭神は玄天上帝です。

廟の端っこには玄天上帝の元ネタである四神の玄武。この木の生え方や、天公炉からの眺めから、けっこうな斜面に建っていることがわかると思います。

福徳正神。神農とか関聖帝君とか、明らかに福徳正神より位が高い神様が前にいるんですけどいいんですかね?

般若心経と観音菩薩。般若心経については観音菩薩がシャーリプトラに空を説くということで私なりの解釈がありますけど長くなるのでここではやめときます。

この観音像はぱっと見男性に見えます。観世音菩薩は中国に入ってから女性のイメージがつきました。大船観音みたいな日本の観音像が女性のイメージを持っているのも中国経由で伝わったからです。なのでめずらしいなと思ったわけですが、アップでみたらやっぱり女性っぽい要素がいくつもありました。